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【葉が茶色い?】ネイティブプランツからのサイン見逃さないで‼︎

なんか変だな?と思うことがあっても、理由がわからなかったら対処できない!ってことがある涙

今回は、良くある事例を参考に、植物からのサインを一緒に考えていきましょう!

目次

不調をいかに早く発見できるかが大事!

はじめてネイティブプランツをお迎えしたり、はじめて栽培する品種だったりすると、毎日観察していてもその不調に気付きにくいことがありますよね。まず、こんなサインがあれば不調のサイン!というのをまとめたので下記を参照にしてください。これを知っていれば、“これは大丈夫!”“あ、これは早急に対処しなきゃ!”など判断材料となります。

①葉先が茶色い。②葉の全体がドライフラワーみたいになった。③葉が徐々に枯れ込んできている。④葉が黄色くなった。⑤葉が赤くなった。⑥氷点下の夜を越えてから→葉が黒くなった

①葉先が茶色い

これ、水枯れのサインであることが多いです!全体的には、健康的な緑色であるのに葉先だけが茶色かったり先の方だけ茶色い。一度茶色くなった葉が元に戻ることはありませんが、その後の水切れを起こさなければ広がっていくことはほとんどありません。

たまに、「水やり忘れていなかったのに」ということがあります。

1度の水あげ量が足らなかったり、根本や土にきちんと水が渡っていなかったと言うことも水枯れの原因となります。また、葉焼けが原因で葉が茶色くなっている場合は、半日影か明るい日陰に移動させましょう。

②株全体がドライフラワーみたいになった。

この症状が出たら、明らかな不調です!①の水枯れの状態よりも状況は深刻で、全体がパリッパリとなって完全にドライフラワー状態になっていると復活する可能性は残念ながら低いです。それでも、根元の方にちょっとでも健康的な葉や生き生きした葉が残っていれば、復活の可能性は十分あるので日々の観察を大事に、早期に発見してあげることがとても大事です。(写真はリューカデンドロン 左:健康株、右:水枯れ)

③葉が徐々に枯れ込んできた。

水枯れの場合、“水やり忘れた”“水が足りなかったかな?”という日頃の行動を思い返す事もできます。が、お水をあげているのに、みるみる調子を崩して枯れこんでくることがあります。梅雨時期や季節の変わり目に水やりの間隔が崩れたり、風通しの悪い環境で栽培したりして、土が乾かずにずっと濡れている状態で起きる“根腐れ”の可能性が高いです。根が徐々に腐っていくことから、一気に枯れ込む水枯れの症状よりも徐々に(広がっていく)悪化していくのが特徴のように思います。また、水枯れのように葉先から茶色くなってくるのとは違って根元や主幹に近いところから症状がではじめることが多いです。(下記写真:リューコスペルマム 根本より徐々に枯れが広がっている)

ネイティブプランツを大事にするあまり水やりを過度にしてしまったり、アウトドアプランツであるネイティブを気温が上がる時期に室内で栽培したりすることも根腐れの原因となりますのでご注意ください。真夏の台風対策で室内に一時避難することも、非常にリスクがありますので合わせて知っておいてください。

④葉が黄色くなってきた

これには様々に原因があり、一概に断言はできませんが‥

  • 水やりしすぎている
  • ネイティブプランツの新陳代謝(自然の摂理なので大丈夫!)
  • 根詰まりを起こしている(土が古く、カチカチになっている)
  • 肥料の与えすぎや与えなさすぎ(リン酸を多く含む肥料❌)
  • 病害虫の被害(幹がグラグラしていれば黄金虫の幼虫が悪さをしていることがほとんどです)
  • 日照不足

などの原因があげられます。日々の栽培と照らし合わせて、当てはまるものを探してみてください。

「わからん!」という時は、NATIVE_PLANTSへ写真つきでコメントください😃

何も、当てはまることないなぁということであれば、新陳代謝や新芽の色だったり自然現象である可能性もあります。(下記写真:コレアアルバ 肥料不足)

⑤葉が赤くなった

これは、ネイティブプランツの場合ほとんど心配いらないと思います。

たまに、「葉が赤いのですが大丈夫ですか?」と聞かれたりすることがありますが、出てきた新芽や寒さに反応して葉が赤く変化している分には自然なことなのでご安心ください。赤い色が茶色く枯れてきたりすると話が変わってきますが‥

また、キング系のプロテアの葉に多いことなのですが、赤い点々が葉に現れることがあります。寒さや暑さ、環境の変化などで出ることがありますが、特段気にせず経過観察で良いと思います。(下記写真:プロテア 寒さに反応)

購入した時と違う色になると、心配になることがあった!よかったぁ

⑥氷点下の夜を越えてから→葉が黒い

これは、原因が明らかですが‥氷点下を下回る当日に水をたっぷりあげて、土をしっかり凍らせてしまうと一気に葉が黒くなってしまうことがあります(根が傷んでしまった状況)氷点下の夜が明けた日中に気温が上がらないことも大きな原因となります。まだ寒さに慣れていない小さな株や寒さに弱い品種は氷点下を下回る際、防寒対策が必要となります。

記事まとめ

栽培環境や、地域•天候にも左右されますし、症状が重なって出ることもあります。

一概に「絶対これが原因!」と断言できるものではありませんが、自身の栽培環境や思い当たることと重ねて原因を特定することの判断材料となれば幸いです。原因を特定できないと、次の対策ができないと思います。失敗したときに“やっぱり自分には育てられないやぁ”と自信を失って欲しくないです。生産者さんも、私たちも、皆、失敗や成功を繰り返して“ネイティブプランツ”の理解を深めています。情報は様々にありますので、自身の経験と結びつけながら問題の解決につながるよい情報にみなさまが出会えますように。そんな、情報源にNATIVE_PLANTSの記事が寄り添えますように。

これから、各症状に対する対応策を随時記事にしていきます!お楽しみに!

この記事を書いた人

植物×空間をデザインする=
〝NATIVE_PLANTS〟
ネイティブプランツ(オージープランツ)が
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年間約120回以上
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